シュワちゃんの経歴

2003年8月にカリフォルニア州知事のグレイ・デイヴィスリコールされたことを受け知事選へ出馬し、10月7日にカリフォルニア州知事に選出された。

ボディビルダー時代には「オーストリアン・オーク(The Austrian Oak)」の愛称を持ち、最近はその出演作から「ガバナーター」または「ガバネーター」(The Governator=知事(Governor)とターミネーター(Terminator)の合成語)、「コナン・ザ・リパブリカン(共和党員コナン)」(主演作『コナン・ザ・グレート』の原題『コナン・ザ・バーバリアン(野蛮人コナン)』から)などと呼ばれている。青年時代は成功したボディビルダーとして、その後はハリウッド時代の経歴から、世界中に名を知られるようになった。

共和党に所属するが、環境問題に積極的で、同性婚には反対しつつ、同性愛者の人権保障やドメスティック・パートナーシップは支持するなど、政治的には中道的な立場をとっている。葉巻を愛喫し、好きな銘柄はキューバ産のコイーバである。

日本においては、淀川長治がその独特かつ長い姓から一部分を取って命名した「シュワちゃん」という愛称で親しまれており、数度の来日時にはバラエティ番組や各種のCMに出演した。

軍用車両ハマーを初めて自家用車にした一人としても知られる(ハマーはもともとシュワルツェネッガーの要望により、軍用車両のハンヴィーを民生仕様にしたもの)。

オートバイの愛好家でもあり、近年は電気オートバイのようなZEV(ゼロエミッション・ヴィークル)を愛用している。

カリフォルニア州の環境政策プロモーションで、電気オートバイの普及も積極的に行っており、購入金額から1500ドル分を州が補助する助成金制度なども進めていて、「カリフォルニアほど、電気オートバイに適した地域はない」と語っている。

1977年に製作された『パンピング・アイアン(鋼鉄の男)』というドキュメンタリーにおいて、ボディビルダー時代にステロイド大麻を使用していたと告白している。

肉体作りのために使用していたステロイドについては、使用していたことについての後悔は全く無いと述べ、大麻の使用については、GQ誌でこの事に言及された際に「大麻は麻薬じゃない」と述べたが、彼の報道官は「単なる冗談」だったとして弁解している。